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毒出し、はちょっと・・・

毒出し、という言葉は苦手です。
全くの個人的意見ですが・・・。

日本人はどうも「毒出し」やら「宿便出し」のような
用語に弱いような感じです。

糖質・薬を徹底排除していると、「毒出し」(発熱や
下痢、発疹など)が起こるので、それを目指しましょう、
あるいは、こういう症状が出てきたら大歓迎、とか。
これって、マクロビや甲田式などで「宿便排出」が
一種スローガンになっているのと変わりないと思います。

平たく言えば、「心身いずれか、あるいは両方に起こる
禁断症状」「不定愁訴」です。
コーヒーやタバコを止めるときの症状と変わりないと
おもうのですが。
それを「毒」を「出す」というとカタルシス的高揚感を
生みますね。

それに、現代社会では「毒」とみなすべきものは食べ物の
コントロールだけで排出できないと思います。
合成洗剤や合成建築資材とか、接触性の身体には良くない
物質も多々あります。

糖質を排除して、タンパク質や脂質をメインにすることを
尊重するのは健康には大切ですが、人間は「社会的動物」です。
それをないがしろにして、会食の際に、あるいは帰省しての
老親との食事のときに、あまりにもイヤな顔をして糖質を
避ける、とか、食後吐いた・倒れたフリをする、というのは
行き過ぎだと思います。

ある糖質制限系のサイトで先日、
小さなお子さんが急性の重篤な症状に陥ったときに
お医者様から処方されたお薬を飲ませたことに対し、
「毒出しをとめてしまいましたね」とコメントが
ありました。その場の親御さんの気持ちを考えたら、それは
あまりにも傲慢なコメントです。一命をとりとめる、
後遺症が残らないようにできる手は打たなくては、というのが
自然の親心です。
「まずは症状が落ち着いて良かったですね」という一言を
私は聞きたかったです。

同じサイトで、ご主人が「付き合いで糖質制限を徹底できない」と
言ったことへのコメントは「言い訳ですよ、本人には内緒ですが」と。
本当に付き合いの場で皆と楽しく食べることが、素晴らしい仕事と
なることもあります。
真性のアレルギーで食べられないものがあると、真剣に心痛めて
下さる方がメンバーにいたりすると、ありがたくかつ申し訳ないです。
楽しくNGフードも頂くことも、社会人としてはアリ、と思います。

「毒出し」信仰、その考えは否定しませんが、今は少し心が離れています。




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プロフィール

makeinu

Author:makeinu
そっとう?卒糖? 8年前から糖質を減らしています。摂取食事量とカロリーと酒量は大幅UP!でも食費と体重はダウンしました♡
拒食症から過食・チューイングと経る摂食障害となったのは、「過食症・摂食障害」という言葉が世に出てきたのを遥かに遡る40年前。それがそっとう生活でようやく折り合いをつけられるようになりました。
「そっとう」するような「レス」生活(糖質レス、石鹸・シャンプーレス、洗剤レス)です。
まだまだ精神・心が弱い状態、送ってくださったコメントにうまく答えられないかもしれません、ごめんなさい。

ごくたまにつぶやいています:
ツイッター:負け犬さま@makeinusama01
https://twitter.com/makeinusama01?lang=ja

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